NPO法人P.I.A.Japanご挨拶
ピーアイエイジャパンは1979年9月に第一回の『ピアノグレード検定』をして以来2020年8月現在で40年目を迎えます。
発足時は日本ピアノ教授会という名前でしたが その後P.I.A.Japanとなり、現在は『特定非営利活動法人ピーアイエイジャパン』として内閣府より認証を受け、2001年10月30日より新たに活動を開始致しました。
創立以来「力を入れない、無理のない、自然な演奏法」を広く日本に普及して、美しい音による「本物の音楽」を演奏できる人を作るため日本のピアノ教育を変える事を目標として活動してきました。
そのために ピアノグレード検定、楽典検定などの活動を続けています。
これからもできるだけ多くの法人、個人の皆さんに我々の活動をご理解頂き、賛助頂いて日本の音楽教育に対する非営利の活動を一層活発にしていきたいと願っています。
楽典検定とは
楽典検定は 「短いレッスンの中で楽典まで指導が行き届かない」 「新しい指導要領は?」など 現場の音楽の先生方からのご要望で立ち上がりました。
楽典検定を通して 音楽知識のレベルを客観的に測ることができるだけでなく 合格を目標に音楽を体系的に学べ 常に新しい音楽知識の情報が得られます。
学習レベルに応じて プレから専門コース導入まで22レベルを設定しております。
一歩ずつステップアップしながら音楽の基礎がしっかり定着し、さらに高度な知識まで無理なく身につけることができます。
確実な学習の習熟や理解度を測るために、試験内容は 「記述式」 と 「選択式」を設けております。
又、年齢・学歴等に関係なく どなたでも音楽を体系的に幅広く学習することが出来ご活用いただけます。
あなたのレベルに応じて いつでも、どのレベルからでもスタートすることができます。
そして楽典検定は 音楽の知識を測るだけでなく 同時に「音楽の力」や「演奏力を伸ばす」あなたの最良の教材となります。
楽典検定監修
■雁部一浩 作曲家・ピアニスト
雁部一浩先生ホームページ
2歳よりピアノを始め桐朋学園「子供のための音楽教室」に学ぶ。6歳より作曲を始める。東京理科大学理学部物理学科卒業。
18歳で室生犀星、石川啄木の詩による歌曲集を発表。故・平井康三郎氏の推薦で「詩と音楽の会」に参加し新作発表、NHKより放送。
畑中良輔監修「日本名歌曲集」では「ドイツリートの技法の精神さらに深めた中で普遍性のある手法を日本の中に求めている」と紹介されている。
代表作に上記歌曲集の他「ピアノの為の幻想曲」「ピアノ三重奏の為のロマンス」「フルートとピアノの為のロマンスとソナチネ」(以上、音楽之友社・刊)。
ピアニストとしても活動し、各地でのリサイタルの他、声楽や室内楽を含む数々の演奏会を行う。
美しい音色と作曲家ならではの分析的、即興的演奏を特色とし、CDには「雁部一浩ヴィンテージピアノアルバム」(タカグクラヴィア)、「平野忠彦が唄う雁部一浩歌曲の世界」「毛利伯朗・雁部一浩ライヴアルバム」(コンフォート)、「ドイツリート名曲集」があり、DVDに「雁部一浩ピアノリサイタル」(タカグクラヴィア)がある。
またプロデュースも手がけ、ゲヴァントハウス管弦楽団首席チェリスト、ティム氏、アメリカの巨匠シャピーロ氏など数々のアルバムを制作。
1999年より「響きの良い空間で静謐な音楽を」を標榜する室内楽シリーズ「Concertfino」を企画するほか、東京では教育委員会主催ミレニアムホール室内楽演奏会の音楽監督をつとめる。
執筆や講演も多く、著書にムジカノーヴァ叢書「ピアノの知識と演奏」(音楽之友社刊)がある。
沿革